過払い金請求をするとローンを組めなくなることがあると知っていますか?

基本的に過払い金を請求しただけで信用情報に傷がつくことはありませんが、人によってはブラックリストに載ってしまうことがあるのです。

ブラックリストに載っている間はローンを組むだけでなく、クレジットカードを発行することも難しくなります。

過払い金請求をした後にローンを組める人と組めない人の差など、過払い金とローンにまつわる疑問についてまとめました。

過払い金請求をした後にローンが組める人と組めない人の差って何?

過払い金請求をした後でも、通常通りローンの審査を受けられるかは、借金を完済していたかどうかによって違います。

過払い金請求後のローン審査

借金の状態審査への影響
完済している審査への影響なし

返済中で過払い金の方が多い場合
審査への影響なし
返済中で借入残高の方が多い場合審査への影響あり

過払い金請求後にローンを組めるのか、組めないのかをまとめると表のようになります。

それぞれのケースについて以下で詳しく見ていきましょう。

借金を完済した人はローンを組める

すでに完済した借金で発生している過払い金を請求する場合、信用情報への影響はありません。

もちろん、審査で落ちてしまうケースもあるでしょうが、過払い金請求が原因でローンを組めないということはないので安心してください。

借金を返済中の人は状況によって違う!

一方、まだ返済中の借金で発生している過払い金を請求する場合、過払い金の金額、借入残高の金額によって変わってきます。

過払い金で借金が“ゼロ”になればローンを組める

返済中の借金で過払い金が戻ってくる場合、まずはその借入残高の返済に充てられます。

例えば、50万円の借金が残っていて、120万円の過払い金が戻ってくるとしましょう。

このようなケースでは、120万円のうち50万円を返済に充て、残った70万円が返還されるのです。

このように過払い金で借金がゼロになるなら、信用情報への影響はなく、すぐにローンを組めます。

借金が残った場合は注意!

反対に、過払い金で完済できないケースは注意が必要です。

例えば、120万円の借金が残っていて、戻ってくる過払い金が50万円だとします。

この場合は、過払い金を返済に充てても、まだ70万円の借金が残ってしまいます。

このように過払い金で完済できないケースは、債務整理をしたのと同じ扱いになるため、ブラックリストに登録されてしまうのです。

しばらくはローンを組めない状態になるので、返済中の借金で過払い金請求する人は注意してください。

すでに組んでいるローンと別の借金の過払い金請求は問題なし!

すでにローンを組んでいて、それとは別のローンで過払い金請求をするケースもあると思います。

そうすると、「今組んでいるローンは解約されてしまうの?」、「一括返済を求められるの?」といった疑問も出てきますよね。

ただ、別の借金の過払い金請求であれば、今組んでいるローンには影響しないので安心してください。

人によっては百万円を超えるような過払い金が発生しているケースもあります。

まとまった金額の過払い金が返ってくるなら、そのお金を今組んでいる別のローンの返済に充てることも可能です。

過払い金には時効があり、最後の取り引きから10年の経過で取り戻せなくなってしまいます。

過払い金が発生している方は、そうなる前に弁護士や司法書士といった専門家に相談をしましょう。

過払い金とローンにまるわる疑問!これは過払い請求の対象?

過払い金というのは法律で認められている金利を超えて支払った利息のことですが、ローン利用者の全員が返還の対象になっているわけではありません。

利用していたローンによっては、過払い金が発生していないケースもあるのです。

利息制限法という法律では、10万円以上、100万円未満の借り入れは年18%まで、100万円以上の借り入れは年15%までと金利の上限が決まっています。

借入金額によって基準になる利率は違いますが、例えば、一桁台の金利で融資を受けていたなら過払い金は発生しません。

住宅ローンも過払い金の対象?

住宅ローンの金利は年1%未満のものも多く、過払い金が発生するような金利ではありません。

住宅ローン以外にも、銀行からの借り入れについては過払い金が発生していないでしょう。

カードローンは過払い金の対象?

消費者金融のカードローンであれば、過払い金が発生している可能性があります。

貸金業法が改正される前に消費者金融のカードローンでお金を借りていた人は確認すべきでしょう。

一方、同じカードローンでも最初から低い金利だった銀行カードローンは過払い金が発生していない可能性が高いです。

自動車ローンは過払い金の対象?

自動車ローンには銀行などが扱うマイカーローン、販売店と提携する信販会社が扱うディーラーローンがありますが、基本的にどちらも一桁台の金利です。

もちろん、利息制限法を超える金利であったなら過払い金請求の対象ですが、そもそも金利が低いため過払い金はないでしょう。

エステのローンは過払い金の対象?

エステサロンなどで組むローンは、借り入れではなく、費用の立て替えという扱いになります。

クレジットカードのショッピングリボや携帯電話端末の分割払いと同じようなものになるので、エステローンは過払い金の対象外です。

過払い金請求したいけどローンが心配なら弁護士に相談しよう

過払い金請求後はローンを組めるのか、組めないのか、どのようなローンが過払い金請求の対象になるのかについて説明してきました。

過払い金請求は認められた権利なので、完済した借金を対象に手続きするなら信用情報へ影響しません。そのため、過払い金請求後もすぐにローンを組むことはできます。

ただし、まだ返済中の場合、過払い金よりも借金が多いと債務整理の扱いになってしまいます。

ブラックリストに登録されると一定年数はローンを組めないので、返済中の借金を対象に過払い金請求するときは注意してください。

一定年数が経過すると信用情報からは記録が消えますが、それまではローンを組めないと思った方が良いでしょう。

そもそも過払い金がいくらあるのか分からないと、信用情報へ影響が出るのかも分かりませんよね。

もし過払い金の請求を考えているなら、まずは弁護士に相談してみてはどうでしょうか?

無料で過払い金診断をしてくれる事務所もあり、いくら戻ってくるのかをすぐに調べてくれます。

過払い金請求するか決めるのは、その結果を見てからでも遅くありません。