知恵袋を見ると過払い金請求のデメリットに関する質問がたくさんあります。

テレビCMでは「平均◯◯万円もの過払い金が発生しています。」なんてこともいっていますが、「そんなにお金が戻ってくるなら、デメリットもありそう…」と思うのは当然ですよね。

そこでこの記事では、知恵袋にあった過払い金請求のデメリット、疑問についてまとめ、その回答を分かりやすく紹介していこうと思います。

できるだけ簡単な言葉で解説していくので、過払い金請求のデメリットが不安で手続きを迷っている人はぜひ参考にしてください。

ラジオで過払い金って言葉を聞いたけど、過払い金って何?

そもそも過払い金とは、法律で決められている金利を超えて支払っていた利息のことで、法律上は支払う義務がありません。

そのため、これまでに支払った過払い金は返還請求することで取り戻せるのです。

「過払い金」という言葉をテレビやラジオでよく聞くようになったのは、だいたい2000年代〜2010年代にかけてだと思います。

これは2006年に貸金業法という法律が改正されて、グレーゾーン金利(年20.0%超、年29.2%以下の金利)の撤廃が決まったためです。

それまでは合意があれば許されていた金利も、法改正によって、取り戻すことができるようになりました。

3年前くらいに貸金業者から借金をしてしまったけど、過払い金請求できるの?

「3年前」というのが、具体的にいつのことかによりますが、過払い金は発生していない可能性が高いです。

過払い金は主にグレーゾーン金利が撤廃される以前に消費者金融などからお金を借りていた場合に発生しています。

そのため、お金を借りたのが最近のことなら法律で決められている範囲の金利なので、過払い金は発生していないでしょう。

CMでよく聞く過払い金請求ってショッピングのリボ払いはお金が返ってこないの?

ショッピングのリボ払いに関しては、過払い金はありません。

法律で認められている金利を超えて支払っていた利息は過払い金になりますが、ショッピングのリボ払いに関しては、利息ではなくて分割手数料です。

そのため、適用される法律も異なり、ショッピングのリボ払いには過払い金が発生していないのです。

借金を完済してから10年経っているから時効らしい…時効になるとどうする事もできないの?

過払い金を請求できるのは、最後の取り引きから10年以内です。

その期間を過ぎてしまうと時効になり、過払い金を取り戻すことはできません。

ただし、一度完済していても、その後も取り引きがあった場合などは、完済から10年が経過していても時効が成立していないケースもあります。

自分一人では完全に時効になっているのか、まだ返還請求できる余地があるのかを判断するのは難しいこともあるので、そのときは弁護士などに相談すると良いでしょう。

ようやく借金完済の目処が立ったけど、過払い金請求をしたらブラックリスト載るの?

基本的に過払い金を請求してもブラックリストには載りません。

ですが、借金を返済している最中ということであれば1つ注意してください。

過払い金請求をするとまずは残りの借金から差し引かれ、余った金額が実際に戻ってくることになります。

もし過払い金を差し引いても借金が残る場合は、債務整理をしたのと同じ扱いになり、ブラックリストに載ることになるのです。

借金完済の目処が立っているなら大丈夫でしょうが、完全に完済した後で過払い金の請求をしても良いかもしれません。

家を購入予定のときに昔の借金を過払い金請求しても問題ない?

前の話とも繋がりますが、借金の返済中に過払い金請求をすると、ブラックリストに載ることもあります。

そうなると、住宅ローンを組むのが難しくなるので慎重に判断してください。

昔の借金ということであればすでに完済していて信用情報への影響はないでしょうが、住宅ローンを利用する予定ならよく調べた方が良いです。

車のローンは過払い金が返ってくるの?

自動車ローンでも過払い金が発生していれば、返還請求することはできます。

ただ、自動車ローンは金利が低く、そもそも過払い金が発生するような金利ではありません。

この点は銀行などで組むマイカーローンも、販売店を通して契約するディーラーローンも一緒です。

亡くなった義父の過払い金を相続できることになったけど、自分で手続きするにはどうすればいい?

過払い金を請求する権利も相続することはでき、相続後に、故人に代わって取り戻すことも可能です。

過払い金請求を自分で行うには、次のような手順を踏みます。

  • 金融機関から取引履歴を取り寄せる
  • 引き直し計算で過払い金を調べる
  • 過払い金の返還を金融機関に請求する

ただ、過払い金の請求は弁護士や司法書士といった専門家に依頼することをおすすめします。

引き直し計算で正確な利息を調べたり、その結果をもとに金融機関と交渉したりするのは、素人だと正直いって難しいです。

特に相続した権利ということもあり、通常よりも手続きは複雑になるでしょう。

また、金融機関に過払い金を請求しても、満額が返ってくるケースは少ないです。

たいていは満額よりも少ない金額での和解の申し出てくるため、それに納得がいかないなら裁判をするしかありません。

法律の知識が十分にないと不利な条件で和解してしまう危険性もあるため、最初から法律事務所で相談してください。

法律事務所のCMで簡単に過払い金を確認できるっていうけど、何を聞かれるの?

法律事務所には無料で過払い金の簡易的な診断をしてくれるところも多くあります。

過払い金が発生している可能性があるかをチェックするために、次のようなことが聞かれるでしょう

  • 過去、現在の借入先
  • いつからお金を借りていたか
  • いくらお金を借りているか
  • 現在の契約状況(完済か、返済中か)

すぐに思い出せないこともあると思いますが、正確な情報は後で細かく調査していくので大丈夫です。

分かる範囲で調査してくれ、過払い金請求の対象かどうかを診断してくれるので、まずは無料の診断を受けてみると良いでしょう。

借金のことを弁護士に相談したら、過払い金があるらしい…弁護士費用を差し引いた分が自分のお金?

債務整理の方法によっては、弁護士費用以外にも、裁判所に対して支払う費用が発生する場合もあります。

また、返済中の借金に対して過払い金請求をすると、まずは借入残高の返済に充てられます。

借金の状況次第でどのくらいお金が戻ってくるかは変わるのです。

法律事務所で債務整理や過払い金請求を相談するなら、費用の見積もりを取ってもらうと良いでしょう。

完済しているなら過払い金請求にデメリットなし!早めに専門家に相談しよう

知恵袋にあった過払い金請求のデメリット、疑問について回答とあわせて紹介してきました。

完済している借金ならブラックリストに載ることもなく、過払い金請求に大きなデメリットはありません。

ただ、時効を迎えてしまうと取り戻せなくなるので、過払い金がある人は早めに弁護士や司法書士に相談するようにしてください。